特集 動画で学ぶ! 次世代へつなぐ婦人科ロボット支援手術
Ⅱ.婦人科疾患に対するロボット支援手術のノウハウ
2.悪性腫瘍(子宮体癌/子宮頸癌)
梅村 康太
1,2
K. Umemura
1,2
1豊橋市民病院産婦人科(第二部長)
2豊橋市民病院女性内視鏡外科(部長)
pp.1649-1654
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003239
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ロボット手術では,補助アームをうまく活用することで,手術に必要な視野を確保することができるが,触覚がないためリンパ節郭清時に血管を圧迫しすぎたり,子宮牽引時に鉗子が滑脱することがある。不用意な牽引・圧迫操作は組織の挫滅や損傷のリスクが高まるので注意が必要である。ロボット手術を行う機会が増えているが,安全かつ適切なロボット手術特有の操作やカメラワーク(視野展開)について学ぶことが重要である。子宮全摘術,骨盤リンパ節郭清,傍大動脈リンパ節郭清まで補助アームをいかに使用して十分な視野を確保し安全に行うかについて解説する。
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