特集 フローチャートでわかる 婦人科外来診療パーフェクトブック
Ⅱ 感染症
20.性器クラミジア感染症
野口 靖之
1
Y. Noguchi
1
1愛知医科大学産婦人科学講座(准教授)
pp.1234-1238
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003154
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性器クラミジア感染症は,国内外において最も罹患者の多い性感染症である。国内における定点あたりの報告数は,ニューキノロン系,マクロライド系抗菌薬の普及により2003年以降減少傾向にあったが,2016年から増加を認める(図1)。特に,2019年以降はコロナ禍の行動制限下においても増加傾向が継続している。また,国内罹患者の年齢分布は,男女ともに20歳台にピークを認め,罹患者の大部分が妊娠を控えた性的活動の盛んな若年者である(図2)。
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