特集 産婦人科領域における情報リテラシー―ビッグデータとバイオインフォマティクスの活用
5.周産期領域におけるAIの活用
小松 玲奈
1
R. Komatsu
1
1昭和大学江東豊洲病院産婦人科
pp.791-796
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003047
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・AIの1つの手法である深層学習(ディープラーニング)は,大量のデータを学習し,そのパターンや特徴量を見出すことに長けているため,医用データ解析にも幅広く応用されている。
・周産期領域においてもAIの活用が期待されるが,まだ発展途上の段階である。
・胎児超音波検査においては,標準断面の自動抽出,解剖学的構造の自動解析,パラメータの自動評価などのAI研究が進められている。周産期領域における超音波検査の重要性は高く,AI搭載型医療機器の実臨床応用は今後さらに進むものと思われる。
・現時点では,AIは医師に取って代わるものではなく,意思決定の補助的な役割を果たすものである。
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