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周産期領域のAIの導入 新生児の感情をモニタリングする
有光 威志
1
1慶應義塾大学医学部小児科助教
キーワード:
直観的育児
,
新生児
,
AI
,
近赤外分光法
,
母親
Keyword:
直観的育児
,
新生児
,
AI
,
近赤外分光法
,
母親
pp.24-28
発行日 2020年3月31日
Published Date 2020/3/31
DOI https://doi.org/10.34449/J0055.12.01_0024-0028
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人間は生まれる前から愛情や豊かな感情に育まれて成長していく。多くの場合,このような感情は意図して生じるものでなく,直観的に備わっている。30億年以上前,地球上に初めて生物が誕生して以来,ほとんどの動物は,それぞれに適した多様な方法で直観的に胎児を育み,生まれたわが子を養育している。私たち人間も同様であり,人類の歴史がはじまってから社会様式の変化に合わせて,直観的育児が行われてきた。一方で,科学の発展に伴い,周産期医療は飛躍的な進化を遂げている。厚労省の報告では,1950年の新生児死亡率は27.4,つまり1年間で出生した新生児1,000人のうち27.4人が生後28日未満で死亡していたが,2018年には0.9に低下し,日本は世界で一番新生児死亡率が低い国となった。「KEY WORDS」直観的育児,新生児,AI,近赤外分光法,母親
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