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産婦人科医とプライマリ・ケア医の妊婦健診拡充の取り組み
-―Shared maternal careと情報通信技術について―
安田 幸矢
1
,
栗原 史帆
2
,
岡田 唯男
2
,
末光 徳匡
1
K. Yasuda
1
,
S. Kurihara
2
,
T. Suemitsu
2
,
T. Okada
1
1亀田総合病院産婦人科
2亀田ファミリークリニック館山
pp.163-168
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002863
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亀田総合病院産婦人科は,分院である亀田ファミリークリニック館山の家庭医とShared maternal care(妊婦健診連携)を2006年から行ってきた。しかし,妊婦健診の適応例や対象週数は限られていた。2021年からモバイル分娩監視装置やグループチャットツールなどの情報通信技術を活用し,施設間の連携,他診療科間連携を強化しShared maternal careの拡充を行った。結果,妊婦の産科医療施設へのアクセスを改善することができた。現在の連携体制を報告しつつ,拡充されたShared maternal careの継続の課題や今後の展望について考察していく。
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