臨床医のプライマリケア 産婦人科プライマリケア
座談会
産婦人科とプライマリ ケア
竹内 正七
1
,
東條 伸平
2
,
鈴木 秋悦
3
,
武田 佳彦
4
,
坂元 正一
5
Syoshichi Takeuchi
1
,
Shimpei Tojo
2
,
Shuethu Suzuki
3
,
Yoshihiko Takeda
4
,
Shoichi Sakamoto
5
1新潟大学医学部産婦人科学
2神戸大学医学部産婦人科学
3慶応義塾大学医学部産婦人科学
4高知医科大学産婦人科学
5東京大学医学部産婦人科学
pp.20-29
発行日 1982年1月10日
Published Date 1982/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206544
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司会(坂元) 今年,1年間産婦人科におけるプライマリ ケアを特集して行きますが,ここでプライマリケアとは一体何なのかということの概念の統一をしておく必要があると思います。
いわゆるヘルスケアなのかメディカルケアなのか,なぜ今こんなにやかましくいわれるようになったのか一度歴史を振り返りながら考えてみる必要があると思うのですが,産婦人科というのは,特殊な科で,科そのものが実は専門の科です。したがって全体の病人を診る,いわゆる昔のGPから見れば,我々はむしろプライマリ ケアのスクリーニングを受けた者を,送られてくる側に立っているわけですが,最近の傾向として,このように独立した科の中でもプライマリ ケアが,やはり必要なのではないかという風潮が出てきました。
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