特集 エストロゲン依存性疾患の診療ストラテジー
1.思春期女性への月経困難症の治療
太田 郁子
1
I. Ota
1
1太田郁子ウィメンズクリニック(院長)
pp.971-975
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002693
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月経困難症は子宮内膜症をはじめとする月経関連疾患で認められる症状で,思春期から発現することが多い。月経困難症は思春期の学業およびキャリア形成に影響し,女性のQOLを低下させるため,早期介入が望まれる。しかし,成人女性と異なり,思春期へのホルモン療法による介入は成長を考慮して行われるべきである。特に骨の形成におけるホルモン剤の作用を検討し,選択する必要があると思われる。
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