特集 エストロゲン依存性疾患の診療ストラテジー
2.子宮内膜症に対するホルモン療法の現状と未来
泉 玄太郎
1
G. Izumi
1
1東京大学医学部附属病院女性診療科・産科
pp.977-981
発行日 2023年10月1日
Published Date 2023/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002695
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子宮内膜症の治療戦略において,ホルモン療法は重要な地位を占めている。治療計画を立てるためには,低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP),プロゲスチン製剤,レボノルゲストレル放出子宮内システム(LNG-IUS),GnRHアゴニスト,GnRHアンタゴニストなどのホルモン剤のなかから,その効果や薬剤の特性,副作用や費用,患者のライフステージなどを考慮して,適切なホルモン療法を選択する必要がある。本稿では,各種ホルモン療法の特徴を考え,その適応や,終了時期などを考察した。
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