特集 AYA世代の女性ヘルスケア―対応と実際―
Ⅻ.ホルモン治療法
3.卵胞ホルモン製剤(エストロゲン製剤)の種類と使い方
丸山 哲夫
1
T. Maruyama
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.1268-1275
発行日 2022年9月30日
Published Date 2022/9/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002324
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卵胞ホルモン(エストロゲン)は,生殖器のみならず生殖器以外の様々な組織・臓器の成育・維持・機能に重要な役割を果たすことにより,女性の全般的な健康に寄与する。それゆえ,内的あるいは外的要因によりエストロゲンの過不足が生じると,女性の健康は損なわれる。エストロゲン不足への対応の1つに,エストロゲンの補充がある。本稿では,エストロゲン補充を主たる目的として用いられる卵胞ホルモン製剤について,その種類とともに,特にAYA世代の女性のヘルスケアにおける卵胞ホルモン製剤の使い方について概説する。
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