増刊号 プライマリ・ケアでおさえておきたい—重要薬・頻用薬
内分泌疾患薬
エストロゲン製剤
平野 茉来
1
,
平池 修
1
1東京大学医学部附属病院産婦人科学教室
pp.356-359
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225479
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Question & Answer
Q 薬剤をどう選択したらよいですか.
A 各薬剤の効果・副作用や患者の使いやすさを考慮して選択する必要があります.エストロゲン製剤投与には,「注射」「内服」「経皮」「経腟」の4経路があり,投与経路により生体反応が変化することから,個々の製剤の特徴と効果を踏まえて患者の希望に沿ったエストロゲン補充が望ましいです.また,エストロゲン製剤の重大な副作用として血栓症があることから,喫煙者や中高年での使用は一定の注意を要します.
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