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産婦人科領域の周術期管理 第4回 低侵襲手術に合わせた疼痛管理の実際
伊藤 敏谷
1
,
安部 正和
1
T. Itoh
1
,
M. Abe
1
1浜松医科大学産婦人科学教室
pp.773-778
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002210
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婦人科低侵襲手術(MIS)の術後疼痛管理のポイントは,以下のとおりである。
・マルチモーダル鎮痛:創部への局所麻酔・末梢神経ブロック,アセトアミノフェンの定時・経静脈投与を用いる。
・硬膜外麻酔は使用せず,オピオイドの使用は必要症例にとどめる。
・術後の肩痛を軽減するため,閉創前に腹腔内に残留した二酸化炭酸ガスを可及的排出させる。
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