連載 消化器内科医が知っておくべき低侵襲手術
第6回 胆道疾患に対する低侵襲手術
三浦 孝之
1
,
石田 晶玄
1
,
水間 正道
1
,
中川 圭
1
,
海野 倫明
1
1東北大学大学院消化器外科学分野
キーワード:
低侵襲手術
,
ロボット支援下手術
,
先天性胆道拡張症
,
早期胆囊癌
Keyword:
低侵襲手術
,
ロボット支援下手術
,
先天性胆道拡張症
,
早期胆囊癌
pp.685-689
発行日 2025年5月20日
Published Date 2025/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003475
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本邦での腹腔鏡を用いた低侵襲手術は1990年に初めて胆囊摘出術が施行され,開腹手術と比べ創が小さいだけでなく,拡大視効果のもと微細な解剖学的層構造を認識した剝離操作,出血量の減少など侵襲が大幅に軽減されることが周知され各領域へ普及した.低侵襲手術によってもたらされる合併症発生率の低下,在院期間の短縮,一部の癌腫では術後再発率の低下などさまざまな利点が明らかとなっている.

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