シリーズで学ぶ最新知識
産婦人科領域の周術期管理 第2回 産科・周産期領域におけるERASの考え方と実際
照井 克生
1
K. Terui
1
1埼玉医科大学総合医療センター産科麻酔科診療副部長・教授
pp.521-526
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002147
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
帝王切開術のERAS(術後回復の強化)プロトコルを術前,術中,術後の流れに沿って解説する。ERASを実践することにより,肺塞栓症などの合併症を減らすのみならず,早期母子接触や母乳育児を積極的に応援し,その後の母子愛着形成に役立つだろう。「WHO/UNICEFF母乳育児がうまくいくための10のステップ」や,授乳婦の麻酔と鎮静ガイドラインについても紹介する。帝王切開術のERASは,帝王切開出産を経腟出産と同様に満足のいく経験にするために不可欠である。
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.