特集 産婦人科診療に必要な遺伝カウンセリングの基本知識と実際
総論
1.産婦人科診療における遺伝カウンセリングと関連する指針,見解,ガイドライン
三宅 秀彦
1
H. Miyake
1
1お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科ライフサイエンス専攻遺伝カウンセリングコース/領域(教授)
pp.125-129
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002043
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遺伝カウンセリングは,日本医学会のガイドラインにもあるように,「疾患の遺伝学的関与について,その医学的影響,心理学的影響および家族への影響を人々が理解し,それに適応していくことを助けるプロセス」である。遺伝と関わる診療・研究では,患者や家族などに対して心理社会的課題が発生することがあり,それらの課題に適応するための支援の1つとして遺伝カウンセリングがある。遺伝カウンセリングの実施にあたっては,公的機関や学会などから派出されている各種指針,見解,ガイドラインを参照することが要求される。
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