特集 症例にマッチする分娩誘発アプローチ
1.分娩誘発の適応と中止
石川 浩史
1
H. Ishikawa
1
1神奈川県立こども医療センター産婦人科
pp.365-369
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001683
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本稿では,分娩誘発の適応のうち,「産婦人科診療ガイドライン—産科編2020」において両論併記となっている項目や議論になりやすい項目,妊娠41週以降,満期の前期破水,早産期の前期破水,社会的適応について議論する。また分娩遷延・中止での分娩誘発の中止についても述べる。どのような適応で分娩誘発を行うにしても,常に適応を意識し,その適応を診療録に記録しておくことが重要である。
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