今月の臨床 頸管熟化と子宮収縮の徹底理解!―安全な分娩誘発・計画分娩のために
分娩誘発の応用
無痛分娩の際の分娩誘発
山下 隆博
1
1総合母子保健センター愛育病院
pp.470-475
発行日 2021年5月10日
Published Date 2021/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210413
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●初産の分娩誘発では陣痛発来まで時間を要することがあり,無痛分娩開始のタイミングが難しいことがある.
●分娩誘発の際,無痛分娩を早く開始すると陣痛が微弱となり陣痛発来に至らず,遅く開始すると痛みを感じる時間が長くなり産婦の満足度が低下する.
●痛みの閾値は個人差が大きく,恐怖心でも大きく変化する.分娩誘発では分娩経過が長期化する傾向があり,産婦側の理解と医療側のサポートが重要である.
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