特集 産婦人科領域におけるレーザー診療の最前線
2.双胎間輸血症候群(TTTS)に対する胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術の実際
左合 治彦
1
,
室本 仁
1
,
杉林 里佳
1
,
小澤 克典
1
,
和田 誠司
1
H. Sago
1
,
J. Muromoto
1
,
R. Sugibayashi
1
,
K. Ozawa
1
,
S. Wada
1
1国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター
pp.929-933
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001384
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双胎間輸血症候群(TTTS)に対する胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術(FLP)は,レーザー治療が周産期医療に応用された唯一の例である。内視鏡下に病因である胎盤吻合血管をレーザーで凝固・遮断する治療法で,TTTSの第一選択治療法である。FLPの治療成績は良好で,TTTSの予後の改善に大きく寄与している。FLPは産科領域におけるレーザー治療として目覚ましい成果を挙げている。
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