特集 多胎児を診る
2.双胎間輸血症候群に対する胎児治療
和田 誠司
1
,
室本 仁
1
,
杉林 里佳
1
,
小澤 克典
1
,
左合 治彦
1
1国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター胎児診療科
キーワード:
双胎間輸血症候群
,
胎児治療
,
胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術
,
selective IUGR
Keyword:
双胎間輸血症候群
,
胎児治療
,
胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術
,
selective IUGR
pp.19-24
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001155
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一絨毛膜双胎では双胎間輸血症候群(TTTS),selective IUGRなどの特殊な病態が存在し,それらの重症例では予後不良である.TTTSに対しては胎児鏡下レーザー手術(FLP)が1990年代より諸外国で行われ,治療効果が証明されている.日本でもFLPが普及し,治療実績が集積されている.また,重症selective IUGRにおいてもFLPが適応されている.
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