症例
2度の分娩に至った再生不良性貧血の症例
金井 貴弘
1
,
杉田 元気
1
,
加藤 じゅん
1
,
小林 寛人
1
,
堀 芳秋
1
,
田中 政彰
1
,
加藤 三典
1
,
土田 達
1
T. Kanai
1
,
G. Sugita
1
,
J. Kato
1
,
H. Kobayashi
1
,
Y. Hori
1
,
M. Tanaka
1
,
M. Kato
1
,
T. Tsuchida
1
1福井県立病院産婦人科
pp.1079-1085
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000984
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再生不良性貧血は比較的若年女性に多いとされているが,稀な疾患であるためその合併妊娠の汎血球減少に対する管理方針については一定の見解が示されていない。今回,2度妊娠・分娩を繰り返したが,いずれも血小板輸血のみで生児を得,また分娩後も未治療で妊娠前の血液所見に戻った本症例より,再生不良性貧血の中等症までであれば適切な管理を行うことで繰り返しの妊娠・分娩が可能であることが示唆されたので,文献的考察を含め報告する。
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