特集 産婦人科診療decision makingのためのMRI・CT
Ⅵ.胎盤・妊娠関連
5)胎児MRI(MR fetography)
-b.先天性横隔膜ヘルニア
室本 仁
1
,
小澤 克典
1
,
杉林 里佳
1
,
和田 誠司
1
,
左合 治彦
1
J. Muromoto
1
,
K. Ozawa
1
,
R. Sugibayashi
1
,
S. Wada
1
,
H. Sagou
1
1国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター胎児診療科
pp.958-963
発行日 2019年6月30日
Published Date 2019/6/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000950
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患者設定 30歳,妊娠25週。超音波検査にて横隔膜ヘルニアを指摘され当院を紹介受診。児の重症度評価,妊婦,家族への説明のために妊娠27週で胎児MRIを撮影した。胎児MRIでは胸腔内への肝挙上,胃胞・腸管脱出を認めた。超音波検査ではo/e LHRが22%で心疾患などの合併症を認めなかった〔画像の症例は,実際に胎児治療(胎児鏡下気管閉塞術)が施行された〕。
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