特集 産婦人科診療decision makingのためのMRI・CT
Ⅴ.子宮・付属器以外の疾患
1)腹膜封入囊胞(peritoneal inclusion cyst)の画像診断
沼本 勲男
1
,
松木 充
1
I. Numoto
1
,
M. Matsuki
1
1近畿大学医学部放射線診断学部門
pp.906-908
発行日 2019年6月30日
Published Date 2019/6/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000941
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患者設定 ① 30歳台。不妊治療目的で受診し,腹部超音波検査で右付属器に囊胞性病変を指摘された。既往歴に右卵管瘤膿腫にて腹腔鏡下右卵管部分切除施行。MRI(図1)が撮影され,どのように評価すればよいか。 ② 40歳台。検診時の腹部超音波検査で骨盤内に囊胞性病変を指摘された。既往歴に骨盤内炎症性疾患(PID)による癒着性小腸閉塞に対し,腹腔鏡下小腸切除術,癒着剝離術を施行。MRI(図2)が撮影され,どのように評価すればよいか。
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