特集 産婦人科診療decision makingのためのMRI・CT
Ⅳ.悪性腫瘍の診療方針決定のための画像診断
3)癌肉腫と通常の内膜癌の鑑別診断
丸上 永晃
1
,
高濱 潤子
2
,
吉川 公彦
2
N. Marugami
1
,
J. Takahama
2
,
K. Kichikawa
2
1奈良県立医科大学 総合画像診断センター
2奈良県立医科大学 放射線・核医学科
pp.882-886
発行日 2019年6月30日
Published Date 2019/6/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000936
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患者設定 60歳台,既往歴に特記所見はない。不正性器出血と外陰部腫瘤を主訴に近医を受診。内診で子宮は腫大し,内腔に大きな腫瘤を認めた。子宮内膜細胞診が陽性(adenocarcinoma疑)と結果が出たため,子宮体癌疑いとして加療目的で当院紹介受診となった。MRI検査を追加することで,通常の子宮体癌ではなく,子宮癌肉腫の診断をサポートする所見が得られるだろうか?
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