特集 産婦人科診療decision makingのためのMRI・CT
Ⅲ.子宮の良性疾患および悪性腫瘍との鑑別診断
6)子宮頸部囊胞性病変の鑑別診断
-―ナボット囊胞,トンネルクラスター,LEGH,MDA―
高濱 潤子
1
J. Takahama
1
1奈良県立医科大学放射線科
pp.858-863
発行日 2019年6月30日
Published Date 2019/6/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000932
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患者設定 30歳。挙児希望あり。検診を受けた際,子宮頸部に囊胞像が目立つとのことで紹介受診した。頸管粘液は透明でやや多い。子宮頸部細胞診でLSIL,MRI所見でLEGH(lobular endocervical glandular hyperplasia;分葉状頸管腺過形成)やMDA(minimal deviation adenocarcinoma;高分化型最小偏倚腺癌)が疑われれば円錐切除により精査する方針とした。どのような所見が認められれば精査が必要と考えられるか?
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