今月の臨床 進化する子宮筋腫診療―診断から最新治療・合併症まで
画像診断
画像による変性筋腫と肉腫の鑑別診断
高濱 潤子
1
1奈良県立医科大学放射線・核医学科
pp.951-958
発行日 2019年10月10日
Published Date 2019/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209825
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●MRIの信号強度はあくまで相対値であり,「○○と比較して高(低)信号」と表現する.T1値やT2値は通常の撮影からは測定できない.
●拡散強調像は「T2強調脂肪抑制像」と同様のコントラストをもつので,T2強調像で高信号のものは高信号を示す.自由水の高信号を押さえるには十分なb値が必要である(800以上).
●ADC値は読影ビューワー上でADCmapにROIを設定することで計算できる.しかし,どの部分にROIを置くかで数値は大きく異なるので注意が必要である.
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