特集 外科医のための大腸癌の診断と治療
2.大腸癌の診断
通常内視鏡―通常内視鏡による早期大腸癌の診断
河野 弘志
1
,
鶴田 修
1
,
前山 泰彦
1
,
野田 哲裕
1
,
長田 修一郎
1
,
有田 桂子
1
,
長谷川 申
1
,
中原 慶太
1
,
光山 慶一
1
,
安元 真希子
2
,
秋葉 順
2
,
佐田 通夫
1
Hiroshi KAWANO
1
1久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門
2久留米大学医学部病理学講座
pp.30-37
発行日 2010年10月22日
Published Date 2010/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103246
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■大腸腫瘍性病変において,腺腫・癌鑑別の質的診断に関しては陥凹や二段隆起,色調不均一などの所見,特に陥凹の有無に着目して診断を行う.
■癌の深達度診断に関しては,病変の伸展性や病変表面の性状,病変周囲正常粘膜の伸展不良所見などの有無に着目して診断を行う.
■確定診断に迷う病変に対しては積極的にNBIやpit pattern観察,超音波内視鏡などの検査手段を用いて診断を行う.
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