特集 安全で安心な無痛分娩を極める
10.総合周産期母子医療センターにおける麻酔分娩の実際
竹田 善治
1
,
安達 知子
2
Y. Takeda
1
,
T. Adachi
2
1総合母子保健センター愛育病院産婦人科(部長)
2総合母子保健センター愛育病院(院長)
pp.617-621
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000883
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総合周産期母子医療センターにおける24時間の麻酔分娩対応は,妊産婦の分娩時疼痛緩和という大きな目的以外に,緊急帝王切開や分娩時大量出血などの緊急対応や,超早産児分娩,妊娠高血圧症候群などのハイリスク症例の分娩管理についても大きなメリットが得られる。一方,麻酔分娩には助産師と麻酔科医,産婦人科医の枠を超えた密接な協働管理が必要であり,安全な麻酔管理には人的,物的な負担の増加も伴う。これらについて当院の麻酔分娩導入の実際を示した。
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