特集 安全で安心な無痛分娩を極める
9.大学病院における無痛分娩の実際
竹田 純
1
J. Takeda
1
1順天堂大学産婦人科学講座(准教授)
pp.611-615
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000882
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安全かつ質の高い24時間対応の無痛分娩のニーズの増加に従い様々な施設で無痛分娩が行われるようになってきた。大学病院も例外ではなく多くの施設で無痛分娩は行われている。昨今では麻酔科医による疼痛コントロールも行われるようになってきており,単に疼痛を緩和するという面だけではなく,産科病棟における全身管理医としての麻酔科医の役割は分娩の安全性の向上に大きく貢献している。助産師・産科医・麻酔科医では無痛分娩に対する意識に関して異なる面もあるため連携を密にしチーム医療として,より高度な分娩管理を行う必要がある。
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