建築と設備・69
大阪府立母子保健総合医療センター
伊藤 誠
1
Makoto ITO
1
1千葉大学工学部建築学科
pp.73-78
発行日 1992年1月1日
Published Date 1992/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900013
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母と子の一貫医療をめざして
このセンターは,母性の妊娠から出産までと,子供の胎児期から新生児・乳幼児期にいたる全過程を通じての保健と医療を総合的に行うことを目的とした施設で,特に一般の医療機関では対応の難しいケースを担当する高機能の専門病院である.産科専門の施設は少数ながら昔からあったし,最近,小児専門病院も大分増えたが,周産期医療と小児医療とを統合した一貫施設としては,わが国ではここが初めてであろう.
しかも,研究所を併設し,予防や治療についてまだ解明されていない母子に関わる疾病の研究も進められている.
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