症例
当院における結核合併妊娠の6例
松田 美奈子
1
,
中村 浩敬
1
,
伊田 勉
1
,
小池 和範
1
,
谷口 義実
1
,
光山 聡
1
,
和田 曉彦
2
,
宮川 知士
3
,
近藤 昌敏
4
M. Matsuda
1
,
H. Nakamura
1
,
T. Ida
1
,
K. Koike
1
,
Y. Taniguchi
1
,
A. Kohyama
1
,
A. Wada
2
,
T. Miyagawa
3
,
M. Kondo
4
1東京都立多摩総合医療センター産婦人科
2東京都立多摩総合医療センター呼吸器・腫瘍内科
3東京都立小児総合医療センター呼吸器科・結核科
4東京都立小児総合医療センター新生児科
pp.125-129
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000746
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結核合併妊娠の周産期管理では,母体および児の治療に加え,母児感染や院内感染対策が必要であり,多角的な視点からの評価が必要である。今回,2010~2016年に当院で周産期管理を行った結核合併妊娠6例について,臨床像,管理方法およびその転帰について検討した。分娩方法や母児分離について検討の余地があるものの,母児ともに周産期予後は良好であり,結核の母児感染や周囲への感染拡大も認めず,当院の管理方針で適切な対応が可能と考えられた。
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