症例
腹腔鏡下手術で診断した孤立性卵管捻転の1例
西村 典子
1,2
,
中曾 崇也
2
,
小松 宏彰
2
,
井槌 大介
2
,
月原 悟
2
,
申神 正子
2
,
金森 康展
2
N. Nishimura
1,2
,
T. Nakaso
2
,
H. Komatsu
2
,
D. Izuchi
2
,
S. Tsukihara
2
,
M. Sarugami
2
,
Y. Kanamori
2
1公立八女総合病院産婦人科
2山口赤十字病院産婦人科
pp.1801-1804
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000710
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
女性の急性腹症において鑑別疾患は様々であり,稀である孤立性卵管捻転についても考慮すべきであるが,卵管捻転の術前診断は困難である。孤立性卵管捻転の診断には超音波検査,CT,MRIが有用とされているが,卵管捻転には特有の症状がないことと,捻転が様々な要因によって引き起こされていることもあり,手術を行って初めて診断に至ることも多くある。今回われわれは,腹腔鏡下手術の施行により診断・治療した孤立性卵管捻転の1例を経験したので報告する。
Copyright © 2018, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.