特集 On Fleek 産婦人科手術
Ⅳ.生殖
2.中隔子宮,過多月経,子宮腔癒着症に対する子宮鏡手術
藤井 俊策
1
,
小口 隆明
1
Fujii Shunsaku
1
,
Oguchi Takaaki
1
1エフ.クリニック
pp.1511-1517
発行日 2018年10月31日
Published Date 2018/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000650
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挙児希望のある中隔子宮と子宮腔癒着症に対しては,低侵襲な子宮鏡下手術が行われる。いずれも子宮内腔の前後壁に連なる隔壁状の組織を切離する術式であり,手技自体は難しいものではないが,子宮腔が狭いため強引に操作すると子宮穿孔を起こしやすい。円滑に手術を遂行するためには,子宮ファイバースコピー検査や3D超音波検査などで子宮腔や頸管の状態を評価し,適切な手術機器を選択し,月経周期を考慮して手術計画を立てるなど,術前の準備を怠らないことが大切である。
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