特集 On Fleek 産婦人科手術
Ⅳ.生殖
1.粘膜下筋腫,子宮内膜ポリープの子宮鏡手術
林 保良
1
,
王 洪欣
1
,
吉村 拓馬
1
,
眞木 順子
1
,
大橋 千恵
1
,
中田 さくら
1
Hayashi Yasuyoshi
1
,
Ou Koukin
1
,
Yoshimura Takuma
1
,
Maki Junko
1
,
Ohashi Chie
1
,
Nakada Sakura
1
1川崎市立川崎病院産科・婦人科
pp.1504-1510
発行日 2018年10月31日
Published Date 2018/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000649
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レゼクトスコープを用いて粘膜下筋腫を切除する方法(TCR)は,開腹が不要なため患者の侵襲が少ない手術である。われわれが行うTCRの方法は開腹や腹腔鏡下の筋腫核出方法と同じように剝離ループで筋腫を筋層から剝離し,切断ループと新しい筋腫鉗子の併用で筋腫を切除する。この方法は1回の手術で筋腫を完全に除去し,手術時間は短縮され,合併症も少ないことが特徴である。一方子宮内膜ポリープはわれわれが開発したLinスネアシステムによる除去術を行っている。本法を用いることで麻酔,頸管拡張および頸管把持鉗子を使用せずに外来で内膜ポリープを除去することが可能となった。その詳細を本稿で紹介する。
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