特集 On Fleek 産婦人科手術
Ⅰ.低侵襲手術
良性
9.腹腔鏡下子宮全摘出術(TLH)
北出 真理
1
Kitade Mari
1
1順天堂大学産婦人科学教室
pp.1268-1279
発行日 2018年10月31日
Published Date 2018/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000622
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
挙児希望のない子宮筋腫を有する女性に対する外科的治療として,低侵襲で治療効果の高い腹腔鏡下子宮全摘術(total laparoscopic hysterectomy;TLH)の需要が増えつつあるが,触覚がなく解剖学的位置を誤認しやすい鏡視下手術では,開腹手術と比べて尿管損傷のリスクが高く,骨盤解剖の把握と二次元視での手技の習熟が不可欠である。本稿では,TLHの適応や安全な手術手技のコツを中心に解説する。
Copyright © 2018, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.