特集 On Fleek 産婦人科手術
Ⅰ.低侵襲手術
総論
2.悪性疾患に対する腹腔鏡手術
安藤 正明
1
,
太田 啓明
1
,
柳井 しおり
1
,
菅野 潔
1
,
坂手 慎太郎
1
Andou Masaaki
1
,
Ota Yoshiaki
1
,
Yanai Shiori
1
,
Kanno Kiyoshi
1
,
Sakate Shintaro
1
1倉敷成人病センター産婦人科
pp.1204-1210
発行日 2018年10月31日
Published Date 2018/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000615
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本来侵襲の極めて大きい悪性腫瘍手術の低侵襲化は重要な課題である。2014年には子宮体がん腹腔鏡手術が保険収載され,遅れていた婦人科がん低侵襲手術の導入もやっと幕開けとなった。安全に普及すればがん患者にとって大きな恩恵となる。しかし従来の標準治療であった開腹手術と作業環境が著しく異なり,安全に普及させるためには十分な知識とトレーニングが必要となる。本稿では婦人科悪性腫瘍腹腔鏡手術の歴史にも触れ,予後に関する最近の知見,注意すべき作業環境の違いなどについて述べる。
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