臨床経験
鋭匙による子宮内膜組織診とPipelleによる子宮内膜吸引組織診の比較検討
三好 愛
1
,
宮武 崇
2
,
金尾 世里加
1
,
竹田 満寿美
1
,
三村 真由子
1
,
長松 正章
1
,
横井 猛
1
A. Miyoshi
1
,
T. Miyatake
2
,
S. Kanao
1
,
M. Takeda
1
,
M. Mimura
1
,
M. Nagamatsu
1
,
T. Yokoi
1
1市立貝塚病院産婦人科
2大阪警察病院産婦人科
pp.577-580
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000443
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子宮体癌の診断における鋭匙による子宮内膜組織診と吸引組織診の有用性を比較検討する。2011年1月~2015年12月に当科で実施した889回の子宮内膜組織診のうち,子宮内膜全面搔爬術もしくは子宮摘出により組織の確認をしえた316症例を対象とした。鋭匙による子宮内膜組織診群(A群:127例)と吸引組織診群(B群:189例)の2群に分類した。A群では感度87.5%,特異度100%,PPV 100%,NPV 92.9%,正診率95.3%,B群では感度90.2%,特異度100%,PPV 100%,NPV 95.5%,正診率96.8%であり,両群間に有意差を認めなかった。合併症においてもその頻度に有意差を認めなかった。
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