診療
無痛分娩は帝王切開を増加させるか
藤間 千尋
1
,
橋本 誠司
1
,
小川 正樹
1
,
松井 英雄
1
C. Toma
1
,
S. Hashimoto
1
,
M. Ogawa
1
,
H. Matsui
1
1東京女子医科大学産婦人科学講座
pp.571-576
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000442
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無痛分娩は,疼痛緩和や呼吸器・循環器系の負荷軽減から,健常な妊婦だけでなくハイリスクな分娩においてメリットが多い。対して無痛分娩は,分娩第2期遷延や異常分娩の増加に伴い,帝王切開率の上昇が危惧される。本研究では2015年当院で行った正期産症例に対し,無痛および非無痛分娩に分け帝王切開率などに関して後方視的に検討した。単変量および多変量解析にて無痛分娩は帝王切開率の上昇させないことが示唆された。
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