特集 エキスパートの内視鏡手術―コツとピットフォールⅡ
3.深部子宮内膜症:腹腔鏡下病巣摘出術
熊切 順
1
J. Kumakiri
1
1東京女子医科大学産婦人科(教授)
pp.369-375
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000395
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深部子宮内膜症は,ダグラス窩腹膜に好発する最も重篤な子宮内膜症の病態とされる。ダグラス窩深部子宮内膜症に対して薬物療法の効果が乏しい症例には外科的治療が適応となり,近年では腹腔鏡下手術が一般的である。しかし深部子宮内膜症病変の摘出には腸管や尿管などへの損傷のリスクがあり,これを回避するための一貫した手順による施術が必要とされる。本稿では合併症を起こさないためのダグラス窩深部子宮内膜症病変の腹腔鏡下摘出法を述べる。
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