増刊号 最新の不妊診療がわかる!―生殖補助医療を中心とした新たな治療体系
第2章 生殖補助医療とその手技
体外受精―受精失敗を回避して,多くの良好受精卵を獲得する
体外受精で受精失敗を回避するために―split-ICSI・rescue-ICSIの意義
平岡 謙一郎
1
,
川井 清考
1
1亀田IVFクリニック幕張
pp.29-32
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210634
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▶体外受精(卵子と精子を共培養して受精させる方法)をしたのちに1個も受精しない“受精失敗”は10〜15%の頻度で起こる.
▶“split-ICSI”は採取した卵子の半数ずつに体外受精と顕微授精(卵子の中に1個の精子を注入)をする方法である.
▶“rescue-ICSI”は体外受精後,早期に受精判定を行い,受精していないと判断した卵子に直ちに顕微授精をする方法である.
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