症例
経母乳感染が疑われた遅発型B群溶血性連鎖球菌感染症を反復した超早産児の1例
鈴木 裕美子
1
,
池山 志豪
1
,
大島 拓也
1
,
武藤 浩司
1
,
伊藤 淳
1
,
入佐 千晴
1
,
向井 丈雄
1
,
設樂 佳彦
1
,
小林 真美
1
,
石黒 秋生
1
,
大楠 美佐子
2
,
石和田 稔彦
2
,
高橋 尚人
1
1東京大学医学部附属病院小児科
2千葉大学真菌医学研究センター感染症制御分野
pp.566-570
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003895
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B群溶血性連鎖球菌(group B Streptococcus:GBS)は腟の常在菌の1つであり,新生児敗血症や髄膜炎などの侵襲性細菌感染症の主要な原因菌である.妊婦スクリーニング検査および分娩時の抗菌薬投与の普及により早発型GBS感染症は大幅に減少したが,遅発型GBS感染症の発症率は依然として減少していない1).近年,遅発型GBS感染症の感染経路の1つとして経母乳感染が報告されており,再発率が高いことが指摘されている.とくに超早産児では易感染性が高く,重症化や再発のリスクが高い.

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