症例
早期に耐性を獲得した米によるfood protein-induced enterocolitis syndromeの2例
龍 正一郎
1
,
女川 裕馬
1
,
岡田 真人
1
,
永山 悠悟
1
,
堀川 裕子
1
,
平井 貴彦
1
,
後藤 綾子
1
,
永光 信一郎
1
1福岡大学医学部小児科
pp.467-470
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003864
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食物蛋白誘発胃腸炎(food protein-induced enterocolitis syndrome:FPIES)は,食物摂取1~4時間後に嘔吐,下痢など消化器症状を呈する,非IgE依存性の食物アレルギーである1).米のFPIESはオーストラリアやアメリカなどでは一般的であり2)3),2~4歳頃に耐性を獲得する4)とされている.日本では稀でまとまった報告がなく,予後に関しては不明であるが,1歳5か月,1歳10か月で耐性を獲得した2症例が早期に寛解した5)と報告されている.今回,われわれは1歳0か月時での米の食物経口負荷試験(oral food challenge:OFC)が陰性であり,早期に耐性を獲得した2症例を経験したため報告する.

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