症例
極端な偏食により壊血病をきたした自閉スペクトラム症の1例
平尾 恵子
1
,
森本 広之
1
1済生会奈良病院小児科
pp.268-273
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003804
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壊血病は,ビタミンC欠乏によりコラーゲン合成が障害され,歩行障害や出血症状などを呈する疾患である.ヒトは体内でビタミンCを合成できないため,食事からの摂取が不可欠である.食生活が安定している現代の先進国においては,壊血病は過去の病気と考えられがちである.しかし近年,自閉スペクトラム症を中心とした神経発達症児の壊血病の報告が増加している.今回,極端な偏食を背景に壊血病を発症した自閉スペクトラム症の女児を経験したので報告する.

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