綜説
乳幼児に対する内視鏡検査
谷岡 篤
1
,
清水 泰岳
1
1国立成育医療研究センター小児内科系専門診療部消化器科/小児炎症性腸疾患(IBD)センター
pp.136-143
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003768
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乳幼児の消化管疾患は嘔吐,下痢,血便,成長障害など非特異的な症状のみを呈することが多く,血液検査や画像検査を行っても確定診断に至らないことがある.消化管内視鏡検査は粘膜の直接観察と生検組織の病理学的評価を可能とし,診断や治療効果判定に有用なだけでなく,異物や消化管出血に対する治療介入も可能である.本稿では,乳幼児に対する内視鏡検査の適応や注意点,実際の検査の流れを,仮想症例を交えて例示した.乳幼児の解剖学的・生理学的特性に配慮した適切な管理のもとで内視鏡検査を実施することにより,早期診断と予後改善が期待される.

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