今月の主題 消化器疾患の画像診断
基本的な画像診断—適応と限界
大腸内視鏡検査
坪水 義夫
1,2
,
佐竹 儀治
2
1坪水クリニック
2昭和大学藤が丘病院消化器内科
pp.55-58
発行日 1995年1月10日
Published Date 1995/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903455
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ポイント
●大腸内視鏡検査の長所は,表面の微細な変化や色調の変化をみるのに優れていることや偽陽性がないことである.
●大腸内視鏡検査の短所は,広範囲の病変の場合には全体像をとらえにくいこと,狭窄部の口側を観察できないことや半月ひだの口側は観察しにくいことである.
●大腸内視鏡検査が注腸造影検査に比べ最も有利な点は,他の診断法や治療に応用できることである.
●大腸内視鏡検査の適応は,診断,治療,経過観察と幅広い.
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