特集 内科医が押さえておくべき—検査の考えかたと落とし穴
よくオーダーするのに案外知らない検査の基本
内視鏡検査
小林 健二
1
1亀田京橋クリニック消化器内科
pp.2042-2044
発行日 2019年11月10日
Published Date 2019/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226596
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◎内視鏡検査では,解剖学的に観察しにくい部位があること,病変があっても認識されない,あるいは認識されても誤って解釈されるなど,さまざまな因子の影響を受けること,さらに検査の限界を理解する.
◎内視鏡検査の結果を単独で判断するのではなく,それ以外の臨床情報と合わせて判断することが重要である.
◎検査前に考えた鑑別疾患と検査結果に乖離がある場合には,必ず専門医と話し合い,必要なら再検査を行う.
◎内視鏡検査の結果によって患者のマネジメントが変わるのかを考え,結果がマネジメントに影響を与えないのであれば検査をオーダーしない.
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.