特集 小児食物アレルギーのトピックス
5.小児経口食物負荷試験の総負荷量予測判定に有用な抗原特異的IgE AVIDITY
木戸 博
1
1徳島大学先端酵素学研究所生体防御病態代謝研究分野
pp.129-135
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003767
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食物アレルギーの発症確定診断として実施される食物経口負荷試験の症状誘発は,総負荷量に依存するが,負荷量決定根拠として現状では定量性の高いパラメーターはなく,主に医師の経験則が頼りになっている.最近,従来からのアレルゲン感作指標としての血液抗原特異的sIgEに代わって,sIgE抗体の抗原捕捉力(binding-avidity)を主軸にしたアレルギー発症指標としてのvirulenceとresponsibilityのパラメーターが開発されたことから,患者血液のこれらパラメーターから,個別のアレルギー状態の立ち位置の「見える化」が可能となり,これらを根拠にした食物経口負荷試験の総負荷量の推定支援が可能になってきた.

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