特集 小児科医が診る泌尿器疾患アップデート――どう診断・治療するか? 予後はどうか?
9.二分脊椎・神経因性膀胱
市野 みどり
1
1長野県立こども病院施設泌尿器科
pp.808-814
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003543
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神経因性膀胱は反復性・難治性尿路感染症や末期腎不全に至る腎機能障害のリスクがある疾患であるが,症状から病態を判断することが難しいため,客観的な精査が必要である.病態に応じて清潔間欠導尿の導入,薬物療法,導尿回数の設定を行う.小児では成長・発達に伴って病態が変化することが多いため,定期的な経過観察と自立に向けた指導なども重要である.

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