特集 ラインナップ! 小児泌尿器科の手術,余さずお見せします
〈小児泌尿器科スペシャリストの手術〉
二分脊椎による神経因性膀胱—膀胱拡大術,導尿路造設術,膀胱頸部形成術の適応とその術式
杉多 良文
1
,
春名 晶子
1
,
植松 陸
1
1兵庫県立こども病院 泌尿器科
キーワード:
膀胱拡大術
,
導尿路造設術
,
尿失禁防止術
Keyword:
膀胱拡大術
,
導尿路造設術
,
尿失禁防止術
pp.885-890
発行日 2025年9月20日
Published Date 2025/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523930790100885
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▶ポイント
・過活動括約筋(overactive sphincter)かつ過活動排尿筋(overactive detrusor)を有する児は,高圧膀胱となるので,保存的治療が無効であれば,手術治療(膀胱皮膚瘻造設術または膀胱拡大術など)を行う.
・膀胱拡大術は回腸を使用するのが一般的であるが,術後は膀胱結石の発生に注意する.
・導尿路造設術はYang-Monti法よりも虫垂を用いるほうが成績は良い.
*本論文中,[▶動画]マークのあるものにつきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年9月末まで公開).

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