Japanese
English
特集 神経因性膀胱
二分脊椎による神経因性膀胱
Neurogenic bladder due to myelomeningocele
山崎 雄一郎
1
Yuichiro Yamazaki
1
1神奈川県立こども医療センター泌尿器科
キーワード:
二分脊椎
,
脊髄髄膜瘤
,
排泄管理
Keyword:
二分脊椎
,
脊髄髄膜瘤
,
排泄管理
pp.241-247
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103461
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 「二分脊椎」の中でも,下部尿路機能障害を合併する脊髄髄膜瘤患児の神経因性膀胱に対しては,新生児期からの尿路評価と管理が必要となる。初期尿路評価はエコーおよびビデオウロダイナミクス検査を主体とするが,排尿筋外尿道括約筋協調不全などの危険因子を疑った際は,早期に予防的間欠導尿と抗コリン薬の投与を開始する。思春期になると排泄管理が自己管理に移行し,オムツやパッドの交換が面倒で間欠導尿をスキップする患児も少なくない。尿路管理の向上を図るには,患児の生活環境を考慮したうえで便失禁などの排便管理も同時に診ていく必要がある。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.