症例
Pott’s puffy tumorに対して抗菌薬による加療を行った1例
西脇 綾子
1
,
栃洞 早帆
1
,
篠田 優
1
,
若原 敦嗣
1
,
長瀬 朋子
1
,
増江 道哉
1
1中部国際医療センター小児科
pp.1501-1506
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003304
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Pott’s puffy tumorは,1768年に英国外科医Sir Percival Pottによって初めて報告された疾患である.副鼻腔炎,とくに前頭洞炎のまれな合併症として知られ,前頭洞骨髄炎に伴い,前頭部骨膜下に膿瘍が形成され,前頭部が腫瘤様に突出する特徴をもつ.本疾患は高率に硬膜外膿瘍などの頭蓋内合併症へと進展する危険性があり1),適切な診断と迅速な治療介入が求められる.
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