[連載] 最近の外国業績より
栄養・代謝・内分泌
日本医科大学小児科学教室
pp.194-197
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002945
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背 景 新生児スクリーニングで発見された先天性甲状腺機能低下症(CH)の児の多くは,早期からの適切なレボチロキシン投与により正常な発達が得られることが知られている.一方,CHの重症度や治療開始時期,服薬アドヒアランスに加え,家庭教育レベルや社会経済的地位(SES)なども小児の知的発達に影響するとの報告が存在する.そこで本研究では,CH患者の知的予後を明らかにするため,CH患者の知能指数(IQ)と,CHの治療を開始した日齢,T4値,母親の学歴などとの相関関係を評価することを目的とした.
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